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202304國際審查_筆試試題_日文版參考答案

初段

「射法八節」を順に列記し、「弓構え」を説明しなさい。

射法八節:足踏み、胴造り、弓構え、打ち起こし、引き分け、会、離れ、残心(残身)

弓構え

「弓構え」はいよいよ射の活動に移る直前の準備動作である。足踏みと胴造りによる基礎体勢を保持しつつ、呼吸を整え、気力を充実して動作しなければならない。弓構えには斜面と正面の構えがあり、いずれも「取り懸け」「手の内」「物見」の三つの動作が含まれる。

取り懸けでは、弽の拇指を弦にかけ、三つ弽の場合は中指で、四つ弽では薬指で拇指で抑える。左手は、正しく弓の握り皮のところを握り、手の内を定める。

正面の構えの場合は正面で、斜面の構えの場合は、取り懸けた後に左斜めで手の内を整え弓を押し開き、そこで「弓構え」をする。

あなたは危険防止のためにどんなことに注意していますか。

危険防止については、三つの面から対策が必要である。

用具

  1. 傷があったり、出木弓を使用しない
  2. 藤の切れた弓や弓把の低い弓は使用しない
  3. 矢は傷がある矢、板付けの無い矢、箆に傷がある矢、矢羽の擦り切れた矢、自分の矢束より短い矢を使用しない。

行射

  1. 周囲に人がいないことを確かめる必要がある。
  2. 他人に向けては絶対に引かない。(真似をしてもいけない)
  3. 矢束の半分以上の空打ち(矢を番えないで弦を放すこと)をしない。
  4. 前の射手の弓と弦の間に自分の弓を入れないようにする
  5. 巻き藁矢で的前は引かない
  6. 矢取りが出る場合、射手の動作を確認してから連絡しあい、赤旗を出してから矢取りを行う(赤旗の大きさは70 cm使用とする)

設備

  1. 巻き藁は安全な場所に設置し、弓一丈の距離から射る。
  2. 巻き藁の後ろおよび左右に低いところは絶対に人が近づかないようにする。
  3. 巻き藁から外れた矢が跳ね返らないように、また矢が巻き藁に貫通することがあるから、巻き藁の壁に畳などを立てる。
  4. 的前行射の際に暴発することがあるので、その外れ矢を防止する設備(防矢ネット)を設備する。
  5. 矢道に人が入らないような設備にする

二段

(坐射での)「矢番え動作」について説明しなさい。

矢番え動作は最初に、弓を体の中央に立てる。このとき、末弭が体の中央に来るようにする。次に、左手でしっかりもって弓が動かないようにして弦を返す。ここで、胴造りを保ちつつ、物を抱きかかえるようにして右手を弓の外側に運び、後に甲矢と乙矢を左手に差し込む。

最初に、甲矢、乙矢を人差し指と親指の間にはさむ。甲矢、乙矢を見分けながら甲矢を人差し指と中指の間にはさみ、右手を甲矢に沿って返す。その後、甲矢を番えるが、弦を引っ張ってつけるのではなく、筈をもって弦に送るようにして矢を番える。二度に矢を送る場合は、矢の中ほどをもって送り、次に筈をもって送り込む。

甲矢を番えたのち、乙矢は羽を的の方に向けて、矢の走り羽にして薬指と小指に打ち込む(中指と薬指の場合もある)。大体射付け節辺りが弦にあたるようにする。甲矢と乙矢が平行するように持ち、右手はもとの腰の辺に復する。

次に、乙矢を右手で抜き取る。三つ弽、もろ弽の場合は、右手の甲を下にし、薬指と小指で乙矢の板付をもって一度に抜き取る。四つ弽の場合は、右手の甲を上にして一たん引き出し、射付節のあたりを薬指と小指の間にはさんで抜き取る。抜き取った後は右手は右腰骨の位置に戻す。

弓道が他のスポーツと異なる点について述べなさい。

弓道は、他の競技と多少異なり、相手は人でなく的であり、一人で楽しむことができる。また他のスポーツとは異なり、一人でも出来ることから練習時間も自由に調整することが可能である。大きな特徴として、年齢、性別、体力の差によることなく、多くの人が競い合うことが出来る競技でもあると言う。

つい最近始めた人も、50年やっていても、80歳でも、15歳でも、男性女性問わず、的までは28m、的の大きさは1尺2寸(36cm)的は逃げることも襲ってくることもありません。ただそこにいるだけでも人の心を映す鏡でもある。

基本の教えに「射は進退周還必ず礼にあたり、内志正しく外体なおくして・・おのれに勝つものをうらみず 反ってこれをおのれに求むるのみ」この心構えと教えが弓道をより魅力的にしているのかもしれない。


三段

「射法・射技の基本」を列挙し、「呼吸(息合い)」について説明しなさい。

弓道において正しい射を行うために、射法・射義の基本を守ることが大切である。射法・射義の基本は次の5つで、これらが一体化し、総合的に働くことにある。

  1. 弓の抵抗力
  2. 基本体型
  3. 呼吸(息合い)
  4. 目づかい
  5. 心・気の働き

呼吸(息合い)

活動を促すときに呼吸のことを気息。息合いという。息合いと動作が供応すると生気体となり、息合いが乱れると死気体となる。呼吸を基本体型である体配を活かし、会・離れでの気力の充実を促し、気合い発動の原動力となる。

「審査を受ける心構え」について述べなさい。

審査を受ける心構えとして大切なことは、「礼」の心構えを体配で行い、表現すること。

弓道には、しつけ、慎み、和敬、克己、反省などの徳目を体得することが大切です。なぜなら、形や技だけにとらわれた弓道では、的中至上主義になってしまうため、そこに心は伴ってはいない。

日本の弓は儒教の影響をうけて「技」から「道」へ進みました。技術に倫理はないが、「道」には倫理が伴う。礼記射義に記された「射は進退周遷必ず礼にあたる」というのは、射法と礼が一体になったことを表している。

現代弓道はスポーツの性格が強くなり、大衆的になり、楽しみ愛される弓道になることは当然である。しかし、弓道の性格には、苦しみ、悩みつつ道を追求しようとする苦行道も存在する。このように、絶えず勉強に励むことは、弓道の道の面を経験し、自己の生活に役立つ心を構築することができる。

審査員の方達は一定の基準に従って真剣に受審者を評価しているので、審査を受ける側としてはその「礼」に即した体配を修練する必要がある。

また、審査を受ける意義としては、審査を目指す修練の過程では時に苦しみ、悩みつつ道を追求しようとする苦行道が存在する。絶えず勉強に励み、弓道の道を経験することにより、結果自己の生活に役立つ心を構築することが出来ることが、審査を受ける意義のひとつと考えている。


四段

「残心(残身)」について説明しなさい。

残心(残身)とは、矢の離れたあとの姿勢をいう。離れによって射は完成されたのではない。なお残されたものがある。精神でいえば「残心」形でいえば「残身」である。

「残心(残身)」は「離れ」の結果の連続であるから、「離れ」の姿勢をくずさず、気合いのこもったまま体は天地左右に伸張し、眼は矢所の着点に注いでいなければならない。

また、「残心(残身)」は射の総決算である。体形厳然として、縦横十文字の規矩を堅持していなければならない。

前述のように、一貫した射が立派に完成されたときは、「残心(残身)」も自然立派であり、弓倒しも生きてくる。「残心(残身)」の良し悪しによって射全体の判別ができるし、射手の品位格調も反映する.

「残心(残身)」ののち、弓を呼吸に合わせて倒し(弓倒しという)物見を静かにもどし、足をとじる。これらの動作は、すべて「残心(残身)」にふくまれるものであるという気持ちで行うことが肝要である。

「基本体の必要性」について述べなさい。

現代の弓射は、実利の射ではない。弓は猟具でもなければ武器でもない。現代の弓道の目的は、身体を強健にし、礼節・信義・克己・謙譲・大和等々の精神を養い、人格の陶冶に裨益し、生活内容を豊富にすることにある。

ところが、現実には技術にのみ拘泥して、小手先の技巧に走り、的中にのみ心をうばわれ、射は「会から離れ」といった風潮に支配され、当然行うべき前後の気構えや、体の構え、動作などが軽視されがちであったことは否定できない。

一輪の花も、根幹や枝から育てあげなければ花は咲かない。いわんや、馥郁たる名花は長期にわたってのあらゆる手入れと努力の累積によってほころびる。それだけに名花には香気もあり、生命もあるのである。

われわれの弓射もまたかくあらねばならぬ。ただ的にあてることのみにとらわれ、現代弓道の本質を忘れてはならない。『道は本にして枝は末なり、本立たずして末正しきものなし』ということばを玩味しなければならない。

少なくとも射場に入るに際しては、礼記にある心構えと行動がなくてはならない。内的には煩悩を去って生気をたたえ、誠をつくす覚悟が必要であり、外的には体の構えにも起居進退にも隙がなく、自然体を保持して作法にかなった体配が必要である。射と体配とは分離した2つのものではなく、一貫されてこそ立派な射となり、風格・品位が表われるものである。心の持ち方・体の整え方・正しい息合い・射法・射技等、心・身・弓が渾然一体となってこそ、射の内容は広く、深く、真善美を顕現するものである。

大家や権威者でも、時によっては的をはずれる。しかし錬成された風格・品位は、いつの場合でも見るものに感動を与える。的中にのみこだわり、百発百中を誇る射手も、体力・気力の衰退とともに「あたり」も減ずる。かつての的中の名手に残るものは、ただ憐びんの情だけである。たとえ老齢に達して的中の減退があっても、奥ゆかしい品位や枯淡な風格によって光彩を放つ射手でありたいものである。

こうした考え方から、今後の弓道のあり方を明らかにし、射を行うために基本体が必要である。


參考出處:很多地方!

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