以下是我個人在本多流生弓會接受「小目錄」印可審查時所撰寫的小論文。
「請敘述自入門本多流至今的修練經過,並說明目前在稽古過程中,師長或指導者所指出的課題,以及自身持續研修與改善的重點。」這道題目,不僅讓我重新回顧並整理十八年來的學習歷程,也促使我將自己長期關注與思索的課題加以濃縮、歸納。
某種意義上,這篇文章既是對現階段修行成果的一次總結,也算是為未來「目錄」印可審查論文所做的準備與鋪陳。
「百聞は一見に如かず。百見は一取に如かず。」
本多流に入門してから現在に至るまでの道のりは、弓道の奥深さを知る旅でもあった。私は、帝京大学に入学と共に、弓道部に入部した。初心者から二年目、幸運に恵まれ、本多流の特徴的な射法に魅了された。
それまでの弓道経験は学生弓道や全弓連での稽古に限られていたため、本多流独自の射法に最初は戸惑いを覚えた。本多流の射法は、「射形の一貫性」と「弓を最大限に生かす引き方」を重視しており、特に「弓構え」から「引分け」に至る過程での動きの正確さと、無駄を削ぎ落とした姿勢が求められると感じている。
卒業後は、業務多忙や海外転々とした生活のため、何年のブランクができてしまったが、恵みに恵まれ、中央研修会にて山本実先生に再会し、その後、先生の教えを受けながら、「離れ」の瞬間における弓の働きを意識し、より理に適った射を求めて精進してきた。
その時はよく「いいか、伝統とは、口で分かれば、本を読めば良い。本で分かれば、先生はいらない。口伝というのも、口で伝えるのではなく、先生が時間をかけて手取り足取りで教えること。本の内容は大事だけど、全部覚えるのが無理だから、大事なところは必ず聞いて覚えておけ」と言われていた。「そのなか、特に『三業三心』『大日の規矩』『地紙』『剛の弓懐』『猿臂の射』『釣合』『一分三界』『着己着界』『陰陽』『骨法』『半捻半搦』……」「いいか、釣合とは左右の拳、左右の肩骨、胸、腰、左右の足の裏の力まで整えたと覚えた時、残りの三分の二を引き來たりて、肩の納まりを引取の法とす」、師匠の教えは、いまなお眼前にありありと浮かんでいる。
その後、稽古を重ねる中で新たな「旧い課題」も見えてきた。
「猿臂善射,實負其能。解鞍卻敵,圓陣摧鋒。邊郡屢守,大軍再從。失道見斥,數奇不封。惜哉名將,天下無雙。(史記・李将軍列伝第四十九)」
本多流においては、弓を引く際に無駄な力みを排し、弓本来の働きを最大限に引き出すことが求められる。しかし私自身は、生まれつき「猿腕(過伸展状態)」であるがゆえに、弓弦への押し受けに長らく悩まされてきた。
同志の中にも、私と同様に肘関節が柔らかく、猿腕の傾向を持つ射手は少なくないだろう。近頃、このような身体的特徴を持つ射手に対して「猿臂の射」の運用を意識させることで、不必要な負担を軽減できる可能性があると感じている。
江戸から昭和初期にかけては、引取過程で肘関節に米粒を置き、それを落とさぬよう保つことで、いわゆる下筋の働きを体得するという稽古法も伝えられているように、手首の脱力が極めて重要となる点はよく指摘された。焦らず、一歩一歩積み重ねていきたいものであろう
また、師の指導をもとに「呼吸」を意識した射にも取り組んでいる。呼吸を整えることで無駄な緊張が取り除かれ、最大限の力を自然なかたちで発揮できるようになり、「離れ」もまた無理のないものへと近づいていく。
さらに、射の流れ全体を見直し、「離れ」の後に体がぶれないよう心掛けている。その「残身」の安定こそが、射全体の完成度を高める要であると考えている。
本多流の修行を通じて、弓道における「理」と「形」の奥行きに触れることができた。今後も課題に向き合いながら基礎を見つめ直し、師の教えを胸に刻みつつ、自らの射を高める努力を重ねていきたい。
目指す「繊細かつ迫力のある射」。
分類:本多流